世界中の路上をくまなく記録し続けるストリートビューは、時にネットコミュニティで怪奇現象や不可解なミステリーとして大騒ぎされるコンテンツを生み出してきました。SNSやネット掲示板を騒がせた代表的なスポットを検証すると、驚くべき真相が浮かび上がります。
ネット上で「異次元の村」「人形に支配された集落」として拡散されたのが、徳島県三好市に実在する名頃集落です。ストリートビューで集落の路地に入ると、バス停や民家の軒先に等身大の人形が無数に配置され、静止したままこちらを見つめる光景が広がります。オカルト的な噂が先行しましたが、ストリートビュー 怖い場所の真相を現地取材データから紐解くと、過疎化が進む故郷を寂しく思った住民の女性が、かつて暮らしていた住民を偲んで丹精込めて手作りした「かかし」であることが判明しています。現在では地域の温かいアートとして国際的にも高い評価を受けています。
また、カメラのステッチエラー(合成バグ)によって通行人の手足が消滅したり、首が二重に写り込んだ写真が「心霊スポット」として誤認されるケースも後を絶ちません。魚眼レンズのパノラマ合成時に高速で動く被写体が存在すると、テクスチャが裂けるデジタル特有のアーティファクトが発生します。ネット民の検証によって「幽霊ではなく単なるレンダリングの不具合」と論破されるまでが定番のエンタメ展開となっています。
一方で、グーグルアース 面白いスポット ネットの反応に目を向けると、クリエイターや住民が意図的に仕掛けたユーモアも満載です。東京都三鷹市で撮影車両が通過するタイミングに合わせ、鳥のマスクを被った集団が路上で静止していた「鳩人間スポット」は、X(旧Twitter)で数万リツイートを記録し世界的なミームとなりました。さらに、ペルーのナスカの地上絵の鮮明な俯瞰、サハラ砂漠に突如現れる巨大な幾何学模様アートなど、知的好奇心を刺激する発見が日々共有されています。
しかし、こうしたパノラマ公開の裏には深刻なプライバシー論争も存在します。日本国内でも導入初期には「塀の内側や洗濯物、家の中まで覗き見られる」として弁護士会や市民団体から強い反発が起きました。これが現在のストリートビュー ぼかし依頼の経緯に繋がっています。Googleは現在、ユーザーからの申請に基づき自宅や表札、ナンバープレートに恒久的なぼかし処理を施すガイドラインを設けていますが、一度ぼかしを入れると元に戻せない点には十分な留意が必要です。