なぜこれほどまでに40代はお金が残らないのか。その最大の要因は、人生の二大支出が同時に重なる点にある。30代前半で組んだ35年住宅ローンの返済が折り返し地点を迎える一方で、子どもは中学生・高校生、あるいは大学受験期へと突入する。
塾の費用や高校・大学の学費は、文字通り「破格」の支出となる。特に私立大学へ進学した場合、学費と初年度納付金だけで数百万円が飛んでいく。さらに、家族の成長に合わせて買い替えた車の維持費や、住宅の修繕費用も追い打ちをかける。「入ってくるお金も増えたが、出ていくスピードはその倍速だ」と嘆く声は絶えない。