不確実性が極まり、昨日の正解が今日の悪手になる現在のビジネス環境において、組織が最も警戒すべきはリーダーの「感情的な乱れ」だ。
市場の乱高下や予期せぬトラブルに対し、焦りからブレた指示を出す上司はチームを疲弊させる。一方で、達観したリーダーは常にブレない軸を持つ。「最悪の事態になっても死ぬわけではない」「失敗したらまた別の手を打てばいい」という根底の腹括りができているため、部署全体に安心感が波及する。
意思決定の場においても、個人的なプライドや承認欲求を排除し、事実に基づいた冷徹で合理的な判断を下せる点が強みだ。いま、大手企業を中心に彼らのような人材をボードメンバーに迎える動きが加速している。