東大阪キャンパスの象徴的施設といえば、2017年に誕生した「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」です。オープンから年数を経た現在、利用者の生の声からはどのような実態が見えてくるでしょうか。
現場取材と在学生へのヒアリングによると、同施設に対する利用者の評判は総じて極めて高い水準にあります。施設内には、従来の日本十進分類法(NDC)を排し、独自のテーマ別(「NOVELS」「MANGA」「SOCIETY」など)に配架された約7万冊の書籍・コミックが並びます。24時間利用可能な女性専用自習室やガラス張りのプロジェクトルーム(ACT)が設置されており、単なる自習スペースを超えた「思考と交流の場」として機能しています。
「テスト期間中だけでなく、普段から深夜まで集中して研究やプログラミングができる」「プロジェクトルームで他学部の学生と起業コンペの準備ができた」といった前向きな証言が多く聞かれます。一方で、「人気スペースは試験前にすぐ埋まる」「カフェ併設のため静寂を極限まで求める人には中央図書館の方が向いている」というリアルな指摘もあります。
これに対し、静寂な学習環境を担保しているのが中央図書館です。地下を含めた広大なフロアには150万冊を超える蔵書と膨大な学術データベースが揃い、学生証をゲートにかざすだけでスムーズに入館できます。静謐な個別キャレルやグループ学習室、貴重書庫が完備されており、アカデミックシアターの動的な空間と中央図書館の静的な空間を使い分けられる点が、東大阪キャンパスの大きな強みとなっています。