ベッカム妻が「ポッシュ」と呼ばれる理由|愛称の由来と夫妻の現在

ベッカム妻が「ポッシュ」と呼ばれる理由|愛称の由来と夫妻の現在

ベッカム妻が「ポッシュ」と呼ばれる理由|愛称の由来と夫妻の現在の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ヴィクトリア・ベッカムがなぜ「ポッシュ(Posh)」と呼ばれるのか、その答えは1990年代中盤のイギリス音楽シーンにあります。当時、社会現象を巻き起こしていたスパイス・ガールズの5人には、それぞれ強烈なキャラクター付けが施されていました。このスパイスガールズ愛称理由を仕掛けたのは、グループ自身ではなく、イギリスの音楽雑誌『Top of the Pops』の編集者ピーター・ロレイン氏でした。1996年の特集号において、読者が親しみやすいようメンバー各人にキャッチーなニックネームが与えられたのがすべての始まりです。

イギリス英語における「Posh」とは、「上流階級の」「気取った」「洗練された」「高級な」という意味を持つスラングです。黒のミニドレス(リトル・ブラック・ドレス)を端正に着こなし、カメラに向かって媚びないクールな表情を見せていたヴィクトリアは、まさにその名にふさわしい存在でした。これがポッシュスパイス由来の直接的な原点です。

しかし、この愛称が単なるメディア主導のギミックにとどまらず、彼女の代名詞として定着した背景には、彼女自身の生い立ちが色濃く影響しています。ハートフォードシャー州で電気機器卸売業を営む実業家の家庭に生まれた彼女は、裕福な環境で育ちました。後年のインタビューでも語られている通り、学生時代に父親が高級車ロールス・ロイスで学校まで送迎していたエピソードは有名です。

本人は周囲から浮いてしまうことを恐れて「普通の車で送ってほしい」と父親に懇願していた時期もありましたが、皮肉にもその育ちの良さと漂う気品こそが、後の「ポッシュ・スパイス」という唯一無二のアイコンを形成する揺るぎない土台となりました。ヴィクトリア本人はのちに自著やメディア取材において、「最初は押し付けられた呼び名だったけれど、次第にそのペルソナが自分を強くし、自信を与えてくれる鎧(よろい)のような存在になっていった」と率直に告白しています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。