夫の闘病中、そして死後に大竹しのぶが出演し、社会現象を巻き起こした伝説的ドラマが『男女7人夏物語』である。この作品で共演したのが、後に彼女の二人目の夫となる明石家さんまであった。
実は、服部晴治は生前、自分の死後を案じて「しのぶには明石家さんまのような明るい人物が似合う」と周囲に語っていたという秘話が存在する。愛する妻が孤独に沈むことを恐れ、自分がいなくなった後の幸せまで願っていた夫の深謀遠慮。やがて運命に導かれるように結ばれた二人の背景には、亡き夫の温かい眼差しが存在していたのかもしれない。芸能界を揺るがせたこのドラマの裏には、切なくも美しい人間模様が隠されていた。