大手文具メーカーであるニチバンの公式推奨手順や、行政書士阿部総合事務所などが実務で実践するノウハウを統合した、最も失敗の少ない「決定版7手順」を公開します。この手順を忠実に守るだけで、仕上がりのクオリティは劇的に向上します。
【用意するもの】
・製本する書類一式
・製本テープ(35mm幅のロールタイプ推奨)
・ホッチキス(平らに綴じられるフラットクリンチ推奨)
・ハサミまたはカッター&定規
・定規またはプラスチック製カード(空気抜き用)
・硬貨またはペン尻(ホッチキス芯の圧着用)
【ステップ1:ホッチキス留めと芯の圧着】
書類の左端を完全に揃え、端から約3〜5mmの位置をホッチキスで2〜3箇所留めます。留め終えたら、裏面の出っ張った針の足を硬貨やペンの背で強く押し込み、可能な限り平坦に潰します。このひと手間がシワ防止の隠れた要です。
【ステップ2:テープのカット(A4縦+約2cm)】
ロールタイプの製本テープを、書類の縦幅(A4なら297mm)よりも上下それぞれ約1cmずつ(計2cm程度)長めにカットします。この余長が、上下の端を美しく包み込む「角の折り込み処理」に必須となります。
【ステップ3:センターの折り目付け】
多くの製本テープ(ニチバン製など)は、裏面の剥離紙の中央にスリット(切れ目)が入っています。剥離紙を剥がす前に、テープの中央スリットに沿って縦半分にしっかりと山折りのクセをつけておきます。
【ステップ4:片側の剥離紙を剥がし、書類表面に密着】
スリットの片側半分の剥離紙だけを剥がします。書類のオモテ面を上に向け、背表紙のキワにテープの中心線を正確に合わせます。このとき、中央から上下の外側へ向けて空気を押し出すように指の腹や定規を使って優しく撫で付けます。
【ステップ5:背表紙を巻き込み、裏面へ貼り付け】
書類を裏返し、もう片方の剥離紙を剥がします。書類の背を机に垂直にトントンと軽く押し当てて角を立たせた後、親指の腹を使って背を包み込むように裏面へテープを倒します。ここでも「中央から外側へ」空気を逃がすのが鉄則です。
【ステップ6:上下の端の処理(角の折り方)】
上下に飛び出した約1cmのテープ余白を処理します。背表紙の厚み部分にハサミで小さくV字(またはスリット)の切れ込みを入れ、まず背の部分を内側に折り込み、続いて表裏の余白を書類のフチに沿って内側へ折り込みます。こうすることで、角が四角く美しく仕上がり、めくれを完全に防止できます。
【ステップ7:定規を使った最終圧着】
全体を清潔な布や定規の平らな面を使い、中心からフチへ向かってしっかりと圧着させます。糊が完全に定着すれば、シワや気泡が一切ない完璧な製本が完成します。