英語の省略表記には、学校教育では詳しく教えられない表記規則のバリエーションが存在する。これらを知っておくことで、文書作成や公的書類の確認で恥をかくリスクを回避できる。
ピリオド(.)が付く場合と付かない場合の違い
英語の文法規則上、単語を途中で短縮したことを示すために「Jun.」「Jul.」のように末尾へピリオド(省略記号)を打つのが正統なアメリカ英語の書法である。一方で、イギリス英語圏や、カレンダーの日付枠・UIデザインなどスペースが制限される環境では、ピリオドを省略した「Jun」「Jul」の3文字表記が標準的に使用される。どちらも間違いではない。
5月(May)にピリオドが付かない理由
表を見ても分かる通り、「May」だけはピリオドが付かないのが一般的だ。理由は極めて明快で、もともとの正式名称が「May」という3文字で構成されており、単語自体が何も省略されていないからである(※一部の厳格なスタイルガイドで全月にピリオドを統一付与する場合を除く)。
9月だけ「4文字」の略称(Sept.)が存在する背景
一般的な3文字表記「Sep」に加え、国際的な出版物や英米の報道機関(AP通信など)の表記規定では「Sept.」という4文字略称が広く用いられる。これは「September」というスペルが12ヶ月の中で最も長く(9文字)、音節の区切りとして「Sept」が自然であることに起因している。