ライブ・エンターテインメント業界全体の技術革新が進むなか、ステージ構成の多様化も著しい。メインステージから中央へ長く伸びるセンターステージやセンタートロッコ用の外周通路、さらには頭上を交錯する立体的な照明機材など、演出のスケール感は年々増している。これにより、かつては「見切れ席」とみなされていたメインステージ真横のエリアが、アーティストの舞台裏の動きや生のアクションを間近で体感できるプレミアムな位置へと変化する現象も起きている。
音楽コンサートにおける演出プランは、主催アーティストの意図や楽曲の世界観に強く依存する。巨大LEDスクリーンの配置角度や、サブステージの設置位置によっても見え方は一変するため、座席番号だけにとらわれず、空間全体の立体感を含めて観覧イメージを膨らませることが重要だ。