「まさか嘘だなんて思いもしませんでした。公式のロゴマークも載っていたし、カウントダウンタイマーまで動いていたんです」
大阪市に住む30代の女性会社員は、落胆を隠せない様子で語る。彼女は今年6月初旬、Instagram上に流れてきたプロモーション広告経由で特設サイトにアクセスした。琵琶湖の湖畔から打ち上がる大輪の花火を特等席で観賞できるという「VIPペアシート」の価格は、1席2万5000円。限定50組という煽り文句に焦りを感じ、すぐにクレジットカードで決済を済ませてしまったという。
しかし、購入完了メールに記載されたQRコードの送付予定日を過ぎても一向にチケットは届かない。問い合わせフォームからメッセージを送っても返信はなく、7月中旬に入ると突然サイト自体が閲覧不能となった。被害に遭ったのは彼女だけではない。家族連れやカップル、遠方からの旅行客など、夏の思い出を求めていた人々が次々とこの罠に足をとられた。