柔道着の腰元を固める帯。その色分けは、練習者がどれだけの技と心を磨いてきたかを示す目視可能なシグナルです。
大人の部(中学生または高校生以上の一般部)における基本的な色の流れはシンプルです。入門時は「白帯」。そこから稽古を重ね、級が上がると「茶帯」へと進みます。講道館の規定では、3級から1級までの選手が茶帯を締め、ついに「初段」の審査に合格した者が「黒帯」を身につける権利を得ます。
一見すると白と茶と黒の3種類が中心に見えますが、このシンプルな色分けこそが、技術の習得段階を明確に示す日本の武道ならではの合理的な仕組みと言えます。