劇中で強烈な存在感を放った巨大救急車両「T01」。オペ室を内蔵し、危険な現場の直近で緊急手術を可能にするこの架空の車体は、現実の救急医療関係者からも大きな注目を集めた。実際、ドラマの影響を受けて移動式手術室や高度医療機器を搭載した特殊車両の導入・実証実験を本格化させる自治体や大学病院が相次いだ。
災害多発国である日本において、「現場に医療を届ける」という概念は机上の論理ではない。劇中のアイデアが医療現場のイノベーションを刺激し、行政やメーカーを動かしたという事実は、エンターテインメントが持つ社会変革の力を如実に物語っている。