「補機バッテリーが上がっただけなら、しばらく放っておいても大丈夫だろう」という油断は命取りになる。長期間にわたって放置されたハイブリッド車は、暗電流によって補機用のみならず駆動用メインバッテリーまでもが完全放電(過放電)の領域へと引きずり込まれる。
駆動用バッテリーが一定の電圧を下回ると、車載の安全保護回路が作動し、通常の充電器やエンジン回転による再充電が一切受け付けられなくなる。こうなるとバッテリーユニット自体の丸ごと交換、あるいは特殊な高圧充電設備を備えたディーラー工場への積載搬送しか選択肢が残らない。たかが数千円の充電メンテナンスを怠った代償としては、あまりに痛手だ。