中国エンタメ界のトップ戦線を走り続けるウイグル出身のスターたちは、その美貌だけでなく卓越した演技力とキャリアで業界を牽引しています。まずは、日本でも知名度が高い代表的な女優たちの歩みと現場での評価を紐解きます。
1. ディリラバ(迪麗熱巴 / Dilraba Dilmurat)
1992年、新疆ウイグル自治区ウルムチ市出身。父が劇団の専属歌手という芸術一家に生まれ、幼少期からピアノや民族舞踊の英才教育を受けました。名門・上海戯劇学院を卒業後、2017年の大ヒットドラマ『永遠の桃花〜三生三世〜』で演じた九尾狐の白鳳九役で爆発的な人気を獲得。中国のテレビ界で最高峰の栄誉とされる「中国金鷹電視芸術節」で第12代金鷹女神に選出されるなど、実力派トップ女優としての地位を完全に確立しました。
海外高級ブランドのグローバルアンバサダーを数多く務める彼女は、ファッション誌の単独インタビューで「自分の外見に甘えることなく、役作りのためには数ヶ月前から現場の生活に没入する」とストイックな女優魂を語っています。華やかな容姿と親しみやすい飾らない人柄のギャップが、幅広い世代のファンを惹きつける大きな要因です。
2. 古力娜扎(グリナザ / Gulnazar)
1992年生まれ、同じくウルムチ市出身。16歳でモデルとして活動を始め、北京電影学院の入学試験時に「あまりにも美しすぎる受験生」としてメディアに激写され、瞬く間に全国区の話題となりました。2012年にファンタジー時代劇『軒轅剣之天之痕』で鮮烈な女優デビューを飾って以降、透明感あふれる肌と完璧なプロポーションでランウェイから映画界まで席巻しています。
中国の映画関係者は「彼女が画面に映るだけで画面の彩度が上がる。クラシックな東洋の気品と、現代的なモード感を両立できる稀有な存在」と評価。徹底したスタイル管理と美容へのこだわりは、美容業界のトレンドセッターとしても常に注目の的です。
3. 哈妮克孜(ハニクラズ / Hani Kyzy)
1996年生まれ。2018年に配信された文化バラエティ番組『国風美少年』で披露した敦煌舞踊「一夢敦煌」のパフォーマンスが動画プラットフォームで数億回再生を記録し、「敦煌の壁画から飛び出してきた仙女」と世界中で大バズりを巻き起こしました。愛らしさとエキゾチックな華やかさを兼ね備えた新世代アイコンとして、ドラマやバラエティで精力的な活躍を続けています。