グローバル企業であるソニーグループのトップがどれほどの報酬を得ているのかは、市場関係者のみならず一般のビジネスパーソンにとっても関心の高いトピックです。有価証券報告書の公式開示情報をもとに、十時裕樹氏の役員報酬の内訳と水準を分析します。
ソニーの役員報酬体系は、基本報酬に加えて、単年度の業績に連動する賞与、そして中長期的な企業価値向上を促す株式連動報酬(ストックオプションや譲渡制限付株式など)で構成されています。近年の有価証券報告書によると、十時氏の年間役員報酬総額はおよそ5億〜9億円台の間で推移しており、国内上場企業の経営トップの中でも最上位クラスに位置しています。
日本国内の役員報酬ランキングでは常に上位に名を連ねるものの、マイクロソフトやアップルといった競合グローバルテック企業のトップ報酬が数十億〜百億円規模に達することを考慮すれば、グループ売上高10兆円超を誇る多国籍企業のトップとしては極めて引き締まった、合理的な報酬体系であると言えます。