ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラの最新展覧会の動向は、アートコレクターのみならず、ファッション関係者からも熱烈な注目を集めています。近年では、パリの有名ギャラリーやジュネーブの現代美術スペースでの個展に加え、日本国内の美術館やアートフェアへの出展計画も具体化しています。
彼女の近作において際立つのは、よりスケールの大きなブロンズ彫刻や、日本の伝統素材である漆・金箔・和紙のニュアンスを取り入れたミクストメディア作品です。「人間が自然を支配するのではなく、自然の神霊に人間が寄り添う」という日本古来の精神性は、気候変動や環境破壊に直面する2026年現代の国際社会において、極めて切実なメッセージとして響いています。
母・節子夫人が主宰する文化交流活動とも緩やかに連動しながら、自らのオリジナリティを深化させ続けるハルミ。彼女の眼差しは、父の過去を懐古することではなく、自然と人間が調和する新たな美の地平をしっかりと見据えています。