アガベシロップは、主にメキシコなど乾燥地帯に自生する多肉植物「ブルーアガベ(竜舌蘭:リュウゼツラン)」の茎(ピーニャと呼ばれる球茎部分)から搾り取った樹液を加熱・精製して作られる天然甘味料です。テキーラの原料としても知られる植物ですが、甘味料用のアガベシロップはアルコール成分を一切含みません。
アガベシロップ原料リュウゼツランに含まれる複合炭水化物(イヌリンなど)は、抽出後の加熱濃縮や酵素分解プロセスを経て、強い甘味を持つ単糖類(主に果糖)へと変換されます。完成したシロップはメープルシロップや蜂蜜よりも粘度が低く、サラリとした液状で、冷たい水や炭酸水にも瞬時に溶け込む利便性を備えています。
特筆すべきは、白砂糖(ショ糖)の約1.3〜1.5倍とされる強い甘味度です。口当たりは非常にすっきりと癖がなく、はちみつ特有の強い香りやメープルの独特な風味を好まない料理・飲料でも、素材の味を邪魔せずに使える点が広く支持されています。