気になる日本の国土面積は約37万7,975平方キロメートルで、世界約196カ国中第61位に位置しています。全世界の陸地に占める割合は約0.25%にとどまるため、教科書通り「小さな島国」と捉えられがちです。
しかし、ヨーロッパの主要国と比較すると全く異なる姿が見えてきます。日本はドイツ(約35.7万km²)、イギリス(約24.3万km²)、イタリア(約30.1万km²)よりも広い国土を持っています。欧州基準で見れば、日本は十分に中堅〜大国クラスの広さを誇る国です。
さらに見逃せないのが海洋管轄権です。日本は四方を海に囲まれた島国であり、領土に加えて領海(約43万km²)と排他的経済水域(EEZ:約405万km²)を保持しています。これらを合算した管轄海域面積は約447万平方キロメートルに達し、なんと世界第6位の広さを誇ります。
陸地だけを見れば61位ですが、海の権利を含めた空間規模ではオーストラリアやアメリカに次ぐ世界有数の「巨大海洋国家」へと変貌を遂げます。豊富な水産資源や海底鉱物資源(レアアースやメタンハイドレート)の潜在力を含め、日本のスケールを正しく捉え直す視点が欠かせません。