明石沖の遊漁船界隈で「松本釣船 2号艇」をめぐる話題が熱を帯びた発端には、インターネット掲示板やSNS上での書き込みが関係しています。アングラーの間で「船長から厳しい注意を受けた」「雰囲気がピリピリしていた」といった体験談が投下され、それが尾ひれをつけて「炎上騒動」のように拡散された経緯がありました。
しかし、現場を知るベテラン釣行者や関係者の証言を総合すると、松本釣船の噂の真相は悪質なトラブルなどではなく、明石海峡特有の過酷な海況に起因する安全意識の表れであることが判明しています。最大潮流が6〜7ノットにも達する明石の激流エリアでは、ひとつのオマツリ(ライン絡み)や指示ダナの無視が、船全体の仕掛け全滅やプロペラへのライン巻き込み事故に直結します。
一部のネット掲示板で松本釣船の炎上理由として語られたエピソードを精査すると、その大半は「合図が出る前にジグを落とした」「指定されたオモリ号数を勝手に軽くして周囲とおまつりさせた」といった、明確なレギュレーション違反に対する強い注意喚起でした。海上における安全運航と乗客全員の釣果を守るための職人気質な指導が、レジャー気分を優先したい一部の利用者にとって「厳しい」「怖い」というネガティブな印象に変換され、ネット上で独り歩きしてしまったというのが実態です。