公式のメンバー一覧が外部に公開されることはありませんが、報道各社の動向取材や関係者の回想録から、その陣容の特異性が浮き彫りになっています。創設者の五島昇氏をはじめ、歴代の理事長や役員には東急グループのトップや日本経団連の歴代正副会長、大手金融グループの首脳、総合商社や重厚長大産業のトップが名を連ねてきました。
政治の世界においても、その存在感は別格です。昭和から平成、令和に至るまで、歴代の首相が週末の静養や政界再編、組閣人事の構想を練る場としてスリーハンドレッドクラブを利用してきました。中曽根康弘元首相、安倍晋三元首相、岸田文雄元首相といった歴代政権のトップが、同地で財界重鎮や官僚幹部と意見交換を行う様子は、首相動静の常連として記録されています。
現場を訪れた経験を持つ利用者の証言によると、クラブハウスの雰囲気は過度な豪華絢爛さではなく、「重厚で落ち着いた邸宅」に近いと語られます。ロッカールームで他のプレイヤーと鉢合わせることすら稀であり、1日に稼働する組数は片手で数えられる日も珍しくありません。スタッフのホスピタリティは徹底しており、来場者の顔と名前、プレーの嗜好が完全に把握され、警備体制も厳重を極めます。メディアの追跡を避け、重要な政策協議や企業再編の密談を行う場所として、これ以上ない安全地帯として機能しているのが現場の真実です。