贈答用やお土産として検討する際、最も注意を払わなければならないのが賞味期限です。亀十のどら焼きの公式な日持ち期間は、「常温保存で製造日を含めて3日間」と極めて短く設定されています。
脱酸素剤を同封した機械密封の量産品とは異なり、亀十のどら焼きは保存料を極力排し、空気を含ませた手包み仕様となっています。そのため、製造から時間が経過するにつれて生地の水分が飛び、命である「雲のようなふんわり感」が刻一刻と失われていきます。購入当日の食感を「100」とするならば、翌日は「80」、3日目には生地が締まって「65」程度まで風味が落ちてしまうのが実情です。
どうしても数日中に食べ切れない場合、あるいは遠方の知人から譲り受けた場合に実践したいのが「急速密閉による冷凍保存」です。
購入した当日の新鮮な状態のうちに、個包装の袋から取り出してラップで空気が入らないよう隙間なくピッチリと包みます。さらにジッパー付き冷凍保存袋に入れて空気を抜いて密閉し、冷凍庫に入れます。この方法であれば約2〜3週間の保存が可能です。
食べる際は、電子レンジで一気に加熱してはいけません。レンジの熱波は生地の水分を奪い、パサつきの原因になります。食べる2〜3時間前に冷蔵庫へ移して自然解凍するか、常温で約1時間解凍したのち、ほんの数秒だけトースターで表面を温めることで、外側がわずかに香ばしく中がふんわりとした焼きたてに近い状態を驚くほど忠実に復元できます。