妊娠8週に入ると、お腹の赤ちゃんはそれまでの「胎芽(たいが)」という呼び名から「胎児(たいじ)」へと移行します。主要な内臓や手足の基礎がほぼ完成し、人間らしいフォルムへと目覚ましいスピードで変化を遂げるフェーズです。
超音波検査で測定されるCRL(頭臀長:赤ちゃんの頭の先からお尻までの長さ)は約15mm〜20mmほどに成長します。身近な例で言えば、ちょうど大粒のブドウやプチトマトほどのサイズです。重さも数グラム程度まで増加し、エコー写真では丸い頭と胴体が分かれたキュートな「2頭身」の姿がはっきりと捉えられるようになります。
画面越しには、手足の小さな突起が伸びて指の分化が始まっている様子や、ピコピコと力強く脈打つ心拍が確認できます。超音波機器の進化により、施設によっては胎児がかすかに体を動かす初期の胎動を観察できるケースも増えています。