下処理を終えた実山椒があれば、日常の食卓を料亭の味へ引き上げる実山椒の人気料理アレンジが手軽に楽しめます。押さえておくべき主要レシピの分量と調理技術をまとめました。
1. ちりめん山椒の作り方
京都の老舗が守る味を家庭で再現するポイントは、ちりめんじゃこの塩気を見極めた調味液の設計です。
- 材料:ちりめんじゃこ(上乾)100g、下処理済み実山椒大さじ2〜3、酒50ml、みりん大さじ2、淡口醤油大さじ2、濃口醤油小さじ1
- 調理手順:鍋に酒とみりんを入れて煮切り、調味料を加えます。煮立ったところにちりめんじゃこを投入し、弱めの中火で煮汁が少なくなるまで炒り煮にします。煮汁が鍋底にわずかに残る段階で実山椒を投入し、一気に水分を飛ばしてバットに広げて冷まします。山椒を煮込みすぎないことが、弾ける香りを残す最大の秘訣です。
2. 山椒の実の醤油漬けレシピ & 山椒の実の佃煮黄金比
常備調味料として欠かせない山椒の実の醤油漬けレシピは、下処理した山椒の実100gに対して、濃口醤油150ml、煮切りみりん大さじ2を煮沸消毒したガラス瓶に注ぐだけで完成します。仕込んで3日目から実と醤油の双方が香り立ち、冷奴や納豆、ローストビーフのタレとして驚異的な威力を発揮します。
一方、長期熟成型の山椒の実の佃煮黄金比は「実山椒100g:醤油100ml:酒100ml:みりん50ml:砂糖大さじ1」です。落とし蓋をして弱火で煮汁がほぼ無くなるまで約20分コトコト煮詰めることで、噛み締めた瞬間に濃厚な旨味と刺激が広がる究極のご飯のお供が完成します。
3. 山椒の実の塩漬け作り方と実山椒オイル漬けの活用法
和洋それぞれの展開も見逃せません。山椒の実の塩漬け作り方は、清潔な瓶に実山椒と実の重量の20%の粗塩を交互に詰め、冷暗所で保管します。塩抜きして炊き込みご飯やお吸い物に浮かべれば、料亭さながらの気品が漂います。
さらに注目の実山椒オイル漬けの活用法では、EXVオリーブオイルや太白ごま油に実山椒を漬け込みます。白身魚のカルパッチョに散らしたり、ペペロンチーノの仕上げに加えたりすることで、従来のペッパーとは一線を画す爽快なアクセントが加わります。
4. 山椒味噌の絶品レシピ
焼きおにぎりや焼き茄子、田楽に最適なのが山椒味噌の絶品レシピです。下処理済みの実山椒大さじ2を包丁で粗く叩き、すり鉢で半殺しにします。そこに赤味噌(または合わせ味噌)100g、みりん大さじ3、砂糖大さじ2、酒大さじ2を合わせ、小鍋で焦げ付かないよう弱火で練り上げます。山椒の粒感を適度に残すことで、口に入れた時の香りの爆発力を演出できます。