インターネット上の掲示板やSNSでは、「武庫女は付属校出身の内部生がお金持ちでグループを作っており、外部から入ると浮いてしまうのではないか」といった不安が散見されます。しかし、現場の綿密な分析を行うと、この懸念は実態と大きく乖離していることが分かります。
まず、大学全体の入学者に占める附属校出身者の割合は全体の約1割から2割程度に過ぎません。圧倒的多数の学生が全国の公立・私立高校から一般入試や推薦入試を経て入学してきます。サークル活動や講義のグループワークにおいて内部生と外部生の隔たりが生じることは極めて稀であり、むしろ内部生がキャンパスや周辺地域を案内して馴染む手助けをするケースが日常茶飯事です。
また、日本学生支援機構(JASSO)などの奨学金を利用しながら通学する学生も学内に多数存在し、通学電車や講義の空きコマにはカフェや塾講師、アパレルショップなどのアルバイトに精を出す学生が標準的です。ハイブランドの服や装飾品を身につけていないと仲間に入れないような閉鎖的な環境は存在しません。金銭感覚に関する世間の過剰なイメージは、阪神間という土地柄や一部の高所得層エピソードが誇張されたものに過ぎないと言えます。