消費者のリアルな生活空間では、「まとめ買いしたミスドが気付けば2日経っていた」という事態が頻繁に起こります。ウェブ上のコミュニティやSNSを徹底リサーチすると、ミスドを翌々日に食べたネットの反応には明確な明暗が現れていました。
肯定的な検証報告では、「冬場に暖房のない部屋に置いていたチョコファッションをトースターで焼いたら普通に美味しかった」「パイ系は2日後でもリベイクで全く問題ない」といったタフな生地に対する評価が目立ちます。一方で、「2日放置したハニーディップはグレーズが液状化して生地がべちゃべちゃになり、胸焼けした」「エンゼルクリームを翌々日に食べたら酸っぱい後味を感じて途中で破棄した」という切実な失敗談も散見されます。
特に多くのユーザーがつまずくのが、ポン・デ・リングが翌日に硬くなるという現象です。ネット上でも「昨夜買ったポンデが翌朝ゴムボールのようにカチカチになった」と嘆く声が溢れています。この主たる原因は、特有のモチモチ感を生み出しているタピオカ由来の化工澱粉が引き起こす「デンプンの老化(β化)」です。デンプンは水分と熱によってα化(糊化)して柔らかくなりますが、0〜4度前後の低温帯、あるいは乾燥した空気中で急速に分子構造が再結晶化し、水分を放出して硬直します。良かれと思って冷蔵庫に入れる行為は、ポン・デ・リングにとって「最も硬直を早める最悪の選択」となるわけです。