情報番組のコメンテーターやバラエティタレント、あるいは若手俳優が笑顔を見せた瞬間、歯の表面に光る繊細なラインに気づいた視聴者は少なくありません。ネット掲示板やSNSでは「あのタレント、矯正してる?」「銀色じゃないから全然目立たない」と頻繁にトレンド入りを果たしています。
指原莉乃氏をはじめとする元アイドルたちが、過去に自著やSNS、テレビ番組内で歯列矯正の苦労や経過を赤裸々に公開したことを皮切りに、芸能界において「矯正治療を公表すること」はネガティブな隠蔽工作から、プロ意識の高さや自己投資の健全な姿勢として評価される文化へと変貌しました。モデルの藤田ニコル氏やYouTuberとしても活躍するタレントたちが、自身のチャンネルで歯列矯正ビフォーアフターの過程を発信するケースも定着しています。
特に近年の現場で顕著なのが、アナウンサーや声優、舞台俳優がホワイトワイヤー矯正を採用している点です。現場関係者の証言によると、「アップのカメラワークでも悪目立ちせず、かつ滑舌に一切の影響を出さない選択肢」として、歯科医から表側の審美装置を強く推奨されるケースが標準化しています。かつては美の基準として即効性のある差し歯治療がもてはやされた時代もありましたが、天然歯の健康寿命を損なうリスクが周知された結果、時間をかけてでも確実な歯根移動を行う本格的なワイヤー治療へ回帰する動きが決定的な潮流となっています。