虫が侵入した直後は、耳の中でバタバタと羽ばたく音や、鼓膜の近くをガサガサと這う生々しい摩擦音が響きます。耳の奥は神経が非常に過敏に張り巡らされているため、わずか数ミリの小さなコバエであっても、まるで大型の重機が動いているかのような轟音や激痛として知覚されます。
油を注入した後の「耳の虫が死んだかどうかの確認」は、耳の中で続いていた羽音や這うような振動が完全に消失したかどうかで判断します。痛みが鈍い違和感へと変わり、動く気配がなくなれば虫の活動は停止したと推測できます。
ただし、虫の動きが止まったからといって、死骸を指やピンセットで無理にほじくり出すのは禁物です。耳の奥に死骸の一部や羽、フンなどが残存していると、後から細菌感染を起こして外耳道炎へと悪化するケースが多いため、確認後は速やかに医療機関で洗浄・吸引してもらいましょう。