猫の妊娠期間は何日?初期症状から出産兆候・検査時期まで徹底解説

猫の妊娠期間は何日?初期症状から出産兆候・検査時期まで徹底解説

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妊娠初期の母猫には、ホルモンバランスの劇的な変化に伴う身体的・精神的なサインが現れます。最も分かりやすく、獣医師が視診の目安とするのが妊娠3週目(約21日目以降)から生じる「ピンキング(Pinking-up)」と呼ばれる乳頭の変化です。普段は皮膚と同化して目立たない乳首が、血流の増加と乳腺の発達によって鮮やかなピンク色に染まり、周囲の被毛がわずかに薄くなってきます。 同時に、以下のような猫の妊娠初期症状が観察されます。

  • つわりに似た一過性の食欲不振:受胎後3〜4週前後に、数日から1週間ほど軽い吐き気や選り好みが現れることがあります。
  • 性格や行動の急変:普段はツンデレな気質の猫が異常に甘えてきたり、逆に神経質になって同居猫を威嚇したりする行動変化が生じます。
  • 睡眠時間の増加:体力を温存しようと、1日の大半を暖かい場所で眠って過ごすようになります。
  • 腹部の段階的膨満:妊娠4週を過ぎる頃から子宮が膨らみ始め、上から見ると洋梨のように脇腹が張り出してきます。

ここで多くの飼い主が直面するのが、猫の偽妊娠の真相です。猫は交尾の刺激や、交尾に至らない不完全な生殖器刺激を受けただけでも排卵が誘起されることがあります。その結果、受精していないにもかかわらず黄体ホルモン(プロゲステロン)が長期間分泌され続け、乳腺が張ったり、お腹がふくよかになったり、まるで出産前のようにタオルを集める「偽妊娠(想像妊娠)」を引き起こすケースが存在します。 「乳首が赤くなりお腹も張ってきたから妊娠確定だ」と自己判断するのは禁物です。また、子猫の有無を確かめようと飼い主が自己流で母猫のお腹を強く揉んだり圧迫したりする行為は絶対に避けてください。胎児を包む繊細な羊膜が破裂したり、早期剥離を引き起こして胎児死亡や母体ショックを招く直接的な原因になります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。