「改訂」が使われる代表的な場面は、出版物やドキュメント類のブラッシュアップです。学校で使われる教科書改訂や、ソフトウェアの操作手順を記したマニュアルの更新などが典型例として挙げられます。
書籍の表紙や奥付でよく目にする改訂版は、初版の発行後に生じた情報の変化を反映したり、誤記を訂正して内容を補強したりしたバージョンを指します。例えば、法改正に伴って解説文を全面的に書き直した専門書や、最新データを盛り込んだガイドブックなどはまさに改訂版の代表格です。
ここで押さえておきたいのが、改訂と修正の違いです。「修正」は単に誤字脱字を直したり、間違った箇所を部分的に正しく直したりする作業全般を指します。これに対して「改訂」は、文章全体を見直し、構成や内容の充実を図って新版を作成するという、より規模の大きな再編集を意味します。単なるタイポの修正であれば「誤字を修正しました」と表現し、ドキュメント自体の版を上げるような大幅なアップデートであれば「マニュアルを改訂しました」と使い分けるのが自然です。