日本の食卓が多様化している。特に2026年の今、東南アジア、中でもインドネシア料理への注目度は極めて高い。テレビのグルメ番組やSNSのショート動画で、真っ赤なサンバルソースをたっぷりかけたアヤムゴレン(インドネシア風唐揚げ)を目にしない日はない。辛さの中に深いコクがあるあの味が、日本人の味覚を刺激して離さないのだ。
さらに、健康志向の高まりもこのブームを後押ししている。大豆を発酵させて作られるテンペは、高タンパクで低カロリーなスーパーフードとして日本のヘルシー志向層に完全に受け入れられた。かつてはオーガニック専門店でしか見かけなかったテンペが、今や街のエスニックショップで手軽に、しかも安価に手に入る時代になった。