物語中盤、渡瀬組若頭補佐・鶴野裕樹らの策略によって花輪が拉致される展開は、本作最大のターニングポイントとなりました。凄惨な拷問を受け、指を詰められそうになりながらも、花輪は決して桐生の秘密を口割ることはありませんでした。
救出に駆けつけた桐生に対し、痛みに耐えながら不敵な笑みを浮かべてみせた姿は、まさに極道顔負けの胆力でした。この事件を境に、二人は互いの背中を預け合う真のバディへと昇華します。
そして迎えたエンディング。大道寺一派の厳格な掟に反することを承知の上で、花輪は桐生に沖縄の養護施設「アサガオ」の子どもたちを映したビデオレターを手渡します。家族を想い人目を憚らず号泣する桐生を、背中で静かに見守る花輪の気遣いは、多くのファンの涙を誘いました。