興味深いのは、好まれるセリフの傾向だ。「頑張ってね」といった甘い励ましよりも、「いつまで画面を見てるんだ」「現実を見ろ」といった、やや冷ややかで突き放すような表現のほうがダウンロード数・保存数ともに圧倒的な高水準を記録している。
過剰な情報と誘惑に常時晒されている若者世代は、生ぬるい言葉では自分の意志が挫けることを誰よりも知っている。自分に厳しい現実を突きつけてくれる存在を、彼らはあえてスクリーン越しに求めているのだ。自己責任論が漂う現代社会において、自分の弱さを冷徹に指摘してくれるキャラクターの姿は、ある種の救いとしてすら機能している。