取材先やスタジオの裏側で見せる彼女の素顔には、数々の秘蔵エピソードが存在する。ある豪雨災害の現場取材時、カメラの回っていない場所で、避難所のお年寄りの話し相手を何時間も続けていたという話は、彼女の人間性を物語る象徴的な出来事だ。「原稿を読むだけのアナウンサーではなく、心を通わせる人間でありたい」という強い思いがそこにはある。
また、打ち合わせでの徹底したディスカッション好きとしても知られる。若手スタッフの意見にも熱心に耳を傾け、時にはプロデューサー相手に演出をめぐって熱い議論を交わすことも珍しくない。画面越しに伝わる親しみやすさと説得力は、こうした泥臭いコミュニケーションの積み重ねから生まれているのだ。