「痛くないから」「髪の毛で隠れるから」と頭皮の粉瘤を放置するリスクは、想像以上に深刻です。
粉瘤は年単位の時間をかけて徐々に巨大化していきます。頭皮直下で数センチ大にまで成長すると、周囲の毛包(毛根)を持続的に圧迫し、血流不全を引き起こします。その結果、粉瘤の直上にある毛髪が抜け落ち、頭皮の粉瘤によるハゲ・局所的な抜け毛(圧迫性脱毛)を招く事態へと直結します。
さらに、放置した粉瘤が炎症を起こして自壊(破裂)した場合、頭皮組織が線維化して瘢痕化します。毛根組織が完全に破壊されると「瘢痕性脱毛症」となり、腫瘍を取り除いた後も永久に髪が生えてこなくなるリスクすら潜んでいるのです。