事態が動いたのは未明のことだった。警視庁合同捜査本部は、著作権法違反の疑いで都内および近郊の拠点を一斉捜索。ネット上で「シェンロン」のハンドルネームを使い、違法に複製されたアニメ映像や未公開素材を大規模に漏洩・配信していた人物の身柄を確保した。
押収されたサーバーからは、無数の動画データと膨大な取引履歴が発見されている。数年前から巧妙にプロテクトを潜り抜け、有料コンテンツや劇場用作品のデータを不正に入手していたとみられる。その被害額は数十億円規模に達するとの見方もあり、警察は組織的な関与の有無を含めて全貌解明を進めている。