第5中足骨の痛みは捻挫じゃない?骨折の真相と歩けるまでの全治期間

第5中足骨の痛みは捻挫じゃない?骨折の真相と歩けるまでの全治期間

第5中足骨の痛みは捻挫じゃない?骨折の真相と歩けるまでの全治期間の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

怪我を負った現場で何が起き、当事者はどのような苦悩に直面するのか。SNSや健康相談掲示板、スポーツ現場のヒアリング取材を行うと、教科書的な医学書には記されていない「受傷者の切実な生の声」が浮き彫りになります。

「階段を踏み外して『ポキッ』と音がしたのに、歩けてしまったので放置した。1週間後に激痛で靴が入らなくなり受診したら、ジョーンズ骨折で骨折線がパックリ開いていた。即手術宣告を受け、もっと早く来ればよかったと後悔した」(30代男性・ITエンジニア)

「単なる疲労だと思い込み、部活のサッカーを休めずにインサイドキックを蹴り続けた。ある日ボールを蹴った瞬間に激痛で倒れ込み完全骨折。松葉杖生活で太ももやふくらはぎが驚くほど細くなり、元のプレースタイルに戻るまで8カ月かかった」(10代高校生・サッカー部)

当事者の多くが直面するのが、「足を地面につけない免荷期間」に伴う筋力低下と精神的孤立です。第5中足骨骨折リハビリ経過まとめとして、一般的な復帰プロセスを追うと、治療は骨がくっついて終わりではない現実が分かります。

受傷から1〜3週目は患部の安静を保ちつつ、足趾(足の指)のグーパー運動や膝関節・股関節のトレーニングを徹底します。これを怠ると、足底のアーチ構造が崩壊し、将来的な扁平足や二次的疼痛を誘発するためです。4〜6週目で仮骨(骨折部を埋める新しい骨)の形成がレントゲンで確認されてから、体重の2分の1から全量をかける部分荷重へと進みます。

歩行許可が出た後も、長期の固定によって足関節の背屈(足首を手前に反らす動き)が拘縮しているため、アキレス腱のストレッチや距骨のモビライゼーション、さらには小指側に体重が逃げないための歩行パターン再教育を2〜3カ月かけて段階的に完了させていきます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。