こうした潮流は、格式を重んじる名門コースにも波及している。日本を代表する高級会員制クラブである太平洋クラブをはじめ、全国の先進的なコースでは、キャディのホスピタリティ研修に力を入れ始めている。従来の正確な距離計測やボール探しといった基本業務に加え、立ち振る舞いや会話のキャッチボールといった接客スキルの向上に注力しているのだ。
名門コースに勤務するハウスキャディたちは、厳格なドレスコードや洗練されたマナーを徹底しながらも、訪れるプレーヤーを温かく迎え入れる。伝統の重厚さと現代的な爽やかさが同居するプレースタイルは、多くのゴルファーにとって「特別な1日」を演出する大きな理由となっている。