連日世間を賑わせた事件の全真相を徹底追跡すると、絶対的な主従関係が築かれた閉鎖的空間の危険性が浮かび上がってくる。市川猿之助(四代目)は、古典歌舞伎の枠にとどまらず、新しい風を吹き込む革新児として知られていた。しかし、その圧倒的な権力と才能が、周囲に対する行き過ぎた言動を制止できない環境を生み出してしまったとされる。
週刊女性PRIMEなどのメディアによって暴露された数々のエピソードは、ファンに強いショックを与えた。犠牲になった若手俳優やスタッフらの証言はあまりにも生々しい。拒否すれば配役や仕事の機会を失うという恐怖政治のような状態が、長年放置されていたことが明らかになったのだ。