シェーグレン症候群は、本来なら外敵から身を守るはずの免疫機能が自らの外分泌腺(涙腺や唾液腺)を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患です。発症初期は単なる加齢や疲れと見過ごされやすく、診断までに数年を要するケースも珍しくありません。
代表的な初期症状は、目や口の極端な乾燥です。
【目の異常(ドライアイ)】
・目にごろごろとした異物感や砂が入ったような痛みがある
・目薬を頻繁に差しても潤いが持続しない
・光を異常に眩しく感じ、コンタクトレンズの装着が困難になる
【口や喉の異常(ドライマウス)】
・水分がないとパンやクラッカーなどの乾いた食べ物を飲み込めない
・口内が張り付いて長時間の会話がスムーズにできない
・唾液の自浄作用が低下し、急激に虫歯や歯周病が増える
さらに見逃せないのが、外分泌腺以外の場所に現れる腺外症状です。十分な睡眠をとっても回復しない慢性的な倦怠感、天候に左右される関節痛、微熱、手指が白くなるレイノー現象、皮膚の極度の乾燥などが複合的に現れ、日常生活のパフォーマンスを著しく低下させます。