家庭菜園や夏場の特売で大量に手に入った際、避けて通れないのが保存性の問題です。結論から言うと、きゅうりとみょうがの作り置き日持ち期間は、調味方法によって冷蔵で1日から最長4日と大きな開きが生じます。
きゅうりは非常に水分を放出しやすい野菜です。浸透圧によって内部の水分が外へ滲み出ると、調味料が薄まるだけでなく、離水した水分が原因で雑菌が繁殖しやすくなります。油分を含む和え物(ツナマヨやごま油和え)は冷蔵で24時間以内に消費するのが鉄則です。油分が水分の蒸発を防ぐ反面、酸化が進みやすいためです。
大量にストックしたい場合は、きゅうりとみょうがの大量消費レシピとして「酢漬け(ピクルス調)」または「塩分濃度高めの浅漬け」にシフトするのが合理的です。酢に含まれる酢酸には強力な静菌作用があるため、密閉容器に入れて冷蔵保存すれば3〜4日間はパリパリとした食感を維持できます。
また、野菜自体の鮮度保持において「冷凍保存」を試みる人がいますが、きゅうりとみょうがの和え物をそのまま冷凍するのは推奨できません。緩慢凍結によってきゅうりの細胞膜が破壊され、解凍時に水分がすべて抜け出してフニャフニャの繊維質だけが残ってしまうためです。あくまで冷蔵庫のチルド室や野菜室を定位置とし、食べ切れる分量を3日スパンでローテーションするのがプロの調理現場における常識です。