なぜこれほど身近で便利なコンビニに、貼る眼帯が置かれていないのでしょうか。その背景には、コンビニ業界特有の徹底した「棚割り効率(SKU管理)」と需要サイクルの壁が存在します。
コンビニエンスストアの平均売り場面積は約30坪から50坪と限られており、日用品コーナーに割り当てられる棚は全体のわずか数スロットに過ぎません。発注システムは日々のPOSデータに基づいて厳密に管理されており、1日あたりの回転率が極めて高い商品(絆創膏、解熱鎮痛薬、マスクなど)が最優先で陳列されます。
貼る眼帯は「急激に必要となる突発性」が高い一方で、「日常的に毎日買い求める人が少ない超ニッチ商品」に分類されます。1カ月に1個売れるかどうかのアイテムを狭い棚に常備することは、フランチャイズ店舗の在庫効率としては大きな負担となります。そのため、一般的な発注推奨リストから除外され、結果として「どこのコンビニに行っても売っていない」という状況が生まれています。