「姫路の種」が姫路市民に愛され続ける最大の理由は、単なる情報の便利さにとどまらない。「自分たちの暮らす街は、こんなにも面白く、日々小さく生まれ変わっている」という肯定感を市民に届けている点にある。机上で計算されたアルゴリズム主導のまとめ記事が氾濫する令和のウェブ空間において、汗を流してペダルを漕ぎ、シャッターの文面を直視する現場主義の価値はむしろ高まっている。
広告収益の透明性や情報精度の担保といった課題に向き合いながらも、街の住民と伴走し続けるその姿勢は、今後の日本のあらゆる地方都市における独立系ローカルメディアの先行指標であり続けるはずだ。姫路の街を歩くときは、ぜひスマートフォンの画面と目の前の路地裏を見比べながら、変化を止めない街の息吹を感じ取ってほしい。 (出典: 姫路 の 種(Yahoo!ニュース))