旅行雑誌や大手旅行予約サイトの動向調査を総合した岡山県観光ランキングにおいて、常に上位を独占するのが県南部に集中する歴史文化拠点です。それぞれの見どころと、現場で体感すべき核心的な魅力を整理しました。
日本三名園のひとつに数えられる岡山後楽園は、元禄文化の息吹を今に伝える回遊式庭園です。広大な芝生と池、築山が織りなす借景の美しさは圧巻で、隣接する岡山城(別名:烏城)の漆黒の天守閣とのコントラストは見事というほかありません。天守内部では歴史展示に加え、備前焼の体験工房や城下町を一望できるカフェが整備され、体験型観光の拠点として高い評価を得ています。
岡山駅からJR山陽本線で約17分の距離に位置する倉敷美観地区は、白壁の土蔵や町家が倉敷川沿いに立ち並ぶ重要伝統的建造物群保存地区です。日中の風情ある掘割巡回(川舟流し)はもちろんのこと、日没後の景観照明による幻想的な街並み散策は、宿泊者だけが味わえる贅沢な体験として人気を集めています。
さらに南へ足を延ばせば、国産ジーンズの発祥地として世界中のファッショニスタが訪れる児島ジーンズストリートや、多島美を誇る瀬戸内海絶景スポットの代表格「鷲羽山(わしゅうざん)展望台」が広がります。瀬戸大橋と夕日が織りなす薄暮の景観は、写真愛好家ならずとも息をのむ美しさです。