「使いすぎたらブレーカーが落ちるから大丈夫」という認識は、電気安全における最大の誤解のひとつです。ブレーカー 落ちる 対策を理解する上で知っておくべきは、分電盤の安全ブレーカー(分岐ブレーカー)は通常20A(2000W)で作動するように設計されているという事実です。
電源タップや延長コードの定格容量は15A(1500W)です。したがって、消費電力が1700W〜1900W程度流れている状態では、ブレーカーは作動せず電気を流し続けます。器具の限界を超えた電流が流れ続ける「不動作領域」において、タップやコンセント内部は猛烈に過熱し、ブレーカーが遮断する前に樹脂が発火に至ります。
さらに、タコ足配線の末端で発生する接触不良や微小なショート(短絡)は、大電流が瞬時に流れる完全短絡と異なり、電流値が小さいためブレーカーが異常を検知できません。安全装置に依存しきった過信こそが、住宅火災を招く見えない要因となっています。