Q1:台風1号の発生が初夏以降に遅れた場合、その年の台風被害は少なくなりますか?
A1:いいえ、被害が少なくなるとは言えません。過去の気象庁統計においても、1号の発生時期と年間の日本接近数・上陸数、あるいは台風の最大勢力との間に有意な相関関係はありません。発生が遅れた年でも、盛夏から秋にかけて短期間に連続して強力な台風が発生・上陸した事例が多数存在するため、時期にかかわらず警戒を怠らないことが重要です。
Q2:ラニーニャ現象が発生すると、なぜ台風の直撃リスクが高まるのですか?
A2:ラニーニャ現象時はフィリピン東方沖の海水温が高まり、平年よりも西寄りの海域で台風が発生しやすくなります。この位置で発生すると、日本周辺を覆う太平洋高気圧の縁に沿って北上し、勢力を維持したまま日本列島へ直行する進路をとりやすくなるためです。
Q3:台風上陸の何日前から具体的な対策を始めるべきですか?
A3:台風の接近が予想される3日前(72時間前)から段階的な準備を推奨します。3日前には非常持ち出し品や備蓄品の確認、屋外の飛びやすい物の片付けを行います。前日(24時間前)には雨戸やシャッターの点検、スマホやポータブル電源のフル充電、浴槽への水張り(生活用水の確保)を完了させ、最接近当日は不要不急の外出を完全に控えて屋内の安全な部屋で過ごしてください。
Q4:週間天気予報の進路予想円が大きい時は、台風が巨大化するという意味ですか?
A4:違います。進路予想円(予報円)の大きさは「台風の大きさ」ではなく「進路の予測の不確実性(ブレ)」を示しています。予報円が大きい場合は、台風がその円内のどこに進むかの予測に幅があることを意味しており、急に進路が変わって直撃する可能性があるため、より広域で早めの警戒が必要です。