わだかまりが解け、再び無敵のコンビに戻った二人に突きつけられたのは、あまりにも残酷な現実でした。年明け早々、大野くんの父親の仕事の都合による「東京への転校」が突如として告げられます。
小学校3年生という子供の力ではどうにもできない家庭の事情。親友と離れ離れになる現実に直面し、杉山くんは深く苦悩します。しかし、クラスメイトたちが企画した「お別れ会」の場で、杉山くんは大野くんへ自作の航海図とメッセージを贈り、二人は涙を堪えながら誓い合いました。「離れていても、俺たちの夢は変わらない。いつか必ず二人で海へ出よう」と。
旅立ちの日、清水駅を出発する電車。窓から身を乗り出す大野くんに向かって、杉山くんは線路沿いの土手を息が切れるまで全力で追いかけながら叫びます。
「大野ーーっ!元気でなーーっ!!」
「杉山ーーっ!お前もなーーっ!!」
劇中に流れる名曲『友だちの歌』とともに二人が交わした咆哮は、昭和・平成・令和を通じて観客の涙腺を崩壊させ続けている名シーンです。二人の別れは単なる悲劇ではなく、自立した個と個として未来へ歩み出す「成長の宣誓」として結末を迎えました。