菅田将暉が大河ドラマに出演する際、ネット上では常に熱狂的な議論が巻き起こります。当時のSNS投稿や視聴者コミュニティのデータを分析すると、放送初期と中盤以降で明確な意識の変化が見て取れます。
『鎌倉殿の13人』の放送開始当初、一部の歴史ファンからは「従来の義経像と違いすぎて違和感がある」「品格が足りないのではないか」といった懐疑的な声も散見されました。しかし、物語が進み、壇ノ浦の戦いで平家を壊滅に追い込む天才的な狂気と、兄・頼朝(大泉洋)との間に生じる決定的なディスコミュニケーションが描かれるにつれ、批判的な意見は絶賛の嵐へと一変しました。
「憎たらしいのに目が離せない」「義経の哀しさが胸に突き刺さる」といった声がネット空間を埋め尽くし、第20回で義経が最期を遂げた際には、いわゆる「義経ロス」がSNSのトレンドを席巻。視聴者の生の声が示したのは、予定調和の英雄譚ではなく、痛々しいほどリアルな人間の弱さと残酷さを描いた菅田将暉の解釈に対する圧倒的な共感でした。