上武大学の名を日本中に轟かせたのは、何と言っても体育会各部が打ち立ててきた金字塔です。とりわけ上武大学 硬式野球部の足跡は、日本の大学球界における革命と呼べるものでした。
関甲新学生野球連盟に所属する同部は、谷口英規監督(現・総監督)の徹底した現場主義と科学的トレーニングのもとで急速に力をつけました。そして2013年、第62回全日本大学野球選手権大会において、東京六大学や東都大学リーグの強豪私大を撃破し、関甲新学生野球連盟所属校として史上初となる全日本大学選手権優勝(全国制覇)を達成。この快挙は、地方大学であっても指導法と環境次第で日本の頂点に立てることを証明した瞬間でした。
卒業生には、NPB(日本プロ野球)で活躍した井納翔一氏(元DeNA・巨人)をはじめ、加藤泰樹氏や石川駿氏など、上武大学 出身有名人として名を連ねるプロアスリートが20名以上存在します。高校時代に甲子園出場が叶わなかった選手や、他大学のセレクションで声がかからなかった原石を鍛え上げ、プロの世界へと送り出す育成能力は、全国のスカウト陣からも高く評価されています。
一方、上武大学 箱根駅伝への軌跡も語り草です。2004年に駅伝部を創設し、エスビー食品で活躍した花田勝彦氏(現・早稲田大学競走部駅伝監督)を招聘。わずか創部5年目の2009年(第85回大会)で予選会を突破し、群馬県内の大学として史上初となる本戦出場を果たしました。その後も11年連続で正月の箱根路を駆け抜けるなど、大学駅伝界における確固たるポジションを築き上げました。
これらの実績を支えているのが、上武大学 伊勢崎キャンパスに整備された広大なスポーツ施設です。専用野球場、室内練習場、雨天投球練習場、公認陸上競技場、トレーニングセンターなど、国内の体育単科大学にも劣らないハードウェアが完備されています。「スポーツで人生を切り拓きたい」と考える高校生にとって、ここでの4年間はプロへの扉を開く濃密な修行の場となっています。