自動車情報メディアや大手掲示板、SNS上では、定期的に「斜めミラー」を巡る白熱した議論が巻き起こっている。2024年から2026年にかけてSNSへ投稿されたドライブレコーダー映像や車内写真の投稿を契機に、賛否両論の生々しい声が噴出した。
肯定派の筆頭として挙げられるのは、乳幼児を育てる保護者層だ。ある子育て世代のドライバーは自著や育児コミュニティにおいて次のように証言している。「チャイルドシートで寝ているのか、ぐずって嘔吐していないかを瞬時に確認するため、左側を水平から約30度下げている。ママ友ネットワークでもこの『左下がりスタイル』は広く共有されている知恵だった」。走行中に首を後ろへ回せないプレッシャーと戦う親にとって、斜めミラーは安全運転上の防衛手段として機能していた事実が浮き彫りとなる。
一方で、SNSの車好きコミュニティや交通安全を訴えるユーザーからは厳しい反発の声が上がる。「前走車のバックミラーが極端に上や助手席を向いていると、ドライバーが後ろを全く見ていないことが明白で恐怖を感じる」「精神衛生上も非常に悪く、車線変更で巻き込まれそうになった」といった指摘が後を絶たない。
さらに、かつてカスタム文化で見られた「ヤンキードライバー風の斜め付け」を揶揄する声や、車内での身だしなみ・ナルシシズムチェックのために自分側へ傾けているのではないかという冷ややかな推測も散見される。実際の調査では、ファッション性で傾けている層はごく一部に過ぎず、大半が子育てや体格の都合といった切実な実情に起因しているものの、周囲からは「周囲への注意散漫な危険運転車」と見なされるリスクが極めて高い。