80代を迎えた現在も、吉永小百合の女優としての情熱は衰えを知りません。通算123本目の出演作となった映画『こんにちは、母さん』(山田洋次監督)では、下町で生きる人間味豊かな母親役を熱演し、観客と批評家の双方から絶賛を浴びました。
撮影現場における彼女の姿勢について、共演者や制作関係者は一様に「誰よりも早く現場に入り、セリフや動線を完璧に頭に入れて挑むプロ意識の高さ」を口にします。長時間の過酷なロケーションであっても弱音を一切吐かず、現場スタッフへの細やかな気配りを忘れないその姿は、日本映画界の規範として敬愛されています。
映画出演のみならず、長年にわたりライフワークとして継続している原爆詩の朗読活動や平和へのメッセージ発信など、社会的な発言力を持つ表現者としての歩みも止めていません。現在も新たな企画への意欲を持ち続け、映画人としての歩みを力強く前進させています。